外科医10年目からの海外臨床留学

グータラなのに志だけは高い小児外科医の海外臨床留学の記録です。主に気合いと乗りと運で今まで生きてきてます。臨床留学先としてのオーストラリアの紹介。英語の勉強法や影響を受けた本などの紹介もしていく予定です。好きな言葉は「大器晩成」。2児の父です。emailはtkghiramatsu@gmail.comです。

あけましておめでとうございます 小児腫瘍外科医を目指します


2021年 元旦

 

さて、前回の記事からあっという間に4ヶ月以上の時が経ち、そしてついに年が明けましたね。 

 

と言うことで、今年もよろしくお願いいたします。

 

こんなに細々と(気まぐれで)やっているブログですが、昨年はこのブログからもいくつかのありがたい出逢いがありました。

 

海外留学を目指しているような、向上心、好奇心旺盛で、前向きな方々が読んでくださることが多いようなので、このブログを通じで出会う方々も、皆さん総じて、そのようなポジティブな方々でした。

 

今年はもう少し頻繁に、このブログを更新していきたいと思います。

読んでくださる方に少しでも役に立てば幸いです。

 

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今年の目標

勝手に今年の目標を発表します!

 

今年の目標は、臨床フェロー3年目として、新たに「Pediatric Surgical Oncology Fellow」というポジションで小児腫瘍を集中的に経験し、「小児腫瘍外科医」としてのキャリアの基礎を築く、ということです。

 

そして、もう一つ大きな目標は「USMLE合格」です。

 

Pediatric Surgical Oncology Fellow ~小児腫瘍外科医への道~

 

今年は自分にとってはシドニー小児病院で3年目となります。今年は、今までの2年間のような「Pediatric General Surgery」(つまり小児外科全般)よりも、少し範囲を絞って、「Pediatric Surgical Oncology」に重点を置いたトレーニングを積むポジションで1年間精進します。

 

と言っても、今まで通り、General Surgeryの症例も多くあり、またオンコールも今まで通りあります。違いは、小児腫瘍の症例にほぼ全て関わることができる(術前、手術、術後)というところです。

 

今、この Pediatric Surgical Oncology Fellowとして今年1年間精進することに、めちゃくちゃわくわくしています。

 

何しろ症例は多いし、何より、MentorとなるDr. Jは、僕が2年間シドニーで働いてきて一緒に仕事をしてきた多くの指導医たちの中でも、群を抜いて手術が上手で、知識、経験ともにスーパー。しかもまだ比較的若い(多分47、8歳くらい)。

 

40歳からのUSMLE

 

USMLEを避けてオーストラリアに来たはずだったのですが、小児腫瘍外科を突きつめようと昨年決意し、上司と相談した結果、今年1年間Oncology fellowをやった後、さらに経験を積むためにアメリカでPediatric Surgical Oncology Fellowをやるのが良い、という話になり、昨年半ばよりこっそり勉強を開始しました。

 

40歳過ぎてから基礎医学をやり直すのは結構しんどいです。なかなか進みません。

なので、とにかく試験を申し込む(4月受験予定)。

それとこの際、なるべく多くの人に向かって宣言して、やらざるを得ない状況を作って自分を奮い立たせようと思い、ここに書きました。

 

とにかく今年の8月くらいまでにSTEP1,STEP2 CK をpassする予定で頑張ります。

Step2 CS に関しては、コロナの状況下で現在試験が開催されていないので、タイミングに関しては今後の状況次第ですかね。(レジデンシーのマッチング応募へは、OETという英語試験で代替可能となっていますが、フェローでの渡米に関してはこの辺が淵王命です。ま、とりあえずSTEP1とCKに集中ですね、今は)。

 

今年もよろしくお願いします

ということで、今年もよろしくお願いします。

 

Pediatric Surgical Oncology Fellowのポジション獲得までの経緯について、近いうちにまた書きたいと思います。ここでもなかなか「あれ、自分、引き寄せちゃったんじゃない?」的な偶然と、いろいろな人のサポートのおかげで実現できたという経緯がありました。

 

ではみなさん、楽しいお正月を。